今なお活躍する国鉄型車両(DE10・12系)
2022年3月 水郡線復旧記念感謝号

2月19日 曇

 2019年10月の台風で運転を見合わせ、その後全線運転再開していた水郡線が、3月に全線運転再開1周年を迎えるのを記念して、臨時快速列車「水郡線復旧記念感謝号」の運転が計画された。
 3月の本番を前に、数日間にわたり試運転が行われた。本番の撮影は未定だったので、とりあえず都合があったところで日帰りで行ってきた。スジを見ると追っかけは厳しそうなので、往路は野上原で。即撤収し常陸大子へ向かうが、やはりギリギリ追いつかず。構内の機回しなどはパスして復路の場所取りへ。

玉川村〜野上原
10:53 試9821レ DE10 1697+12系3両

 復路は上小川の第4久慈川橋りょう。既に10名ほどがスタンバっていた。三脚をセットし車で弁当を食べながらのんびり過ごす。イーストアイの検測車通過がオマケで撮れた。試運転通過時はかなりの撮影者で賑わった。復路も念のため即撤収で追っかける。先頭グループで野上原のカーブに到着しもう一発。その後さらに追うも、後台まで追いつかず、近くのICから高速に乗り帰宅。

上小川〜袋田  第4久慈川橋りょう
15:37 試9824レ DE10 1697+12系3両

玉川村〜野上原
16:08 試9824レ DE10 1697+12系3両
37年前の同地点
37年前の同地点

3月26日 曇のち雨

 2月19日の試運転の半月後にコロナに罹り、療養のためしばらく大人しくしていた。療養期間が解除になり職場へも復帰できたところで鉄も再開、念のため車での単独行だ。混雑が予想されるので、密を避けて撮影地を選ぶ。家を早朝に出発した。渋滞なくスムーズに上小川着。有名な鉄橋ポイントはどこもかなり混みあっているのが車中から分かった。人気が無さそうな西金プチ俯瞰ポイントは数名で、私の撮りたい立ち位置は0名だった。ここをスタートとする。1号通過時に追っかけが数名来たが2桁にはならなかった。念のため大子へ追っかけるが追いつかず、カマ交換はパスして3号の撮影地を目指す。3号のカマのHM位置が変な所なのが事前情報で分かっていたので、アップは避けて俯瞰ポイントにする。

下小川〜西金
11:09 9821レ 水郡線復旧記念感謝1号 DE10 1685+12系3両

 下野宮俯瞰は初めて来たが、手前下の国道をかわせば良いところだ。キャパ少な目が難点だが、大人気ポイントではないので何とかなるだろう。到着時は電車鉄の高槻のFさんのみだった。話をしていると下北カンケイで接点があり、世間の狭さを感じた。風が強く雲の動きにヤキモキしながらも、通過時は薄曇りでまずまずだった。Fさんを矢祭山駅まで乗せて別れた。すぐに大粒の雨が降ってきた、予報通りだ。もう追っかけは不可能なので、明日のロケハンをしながら郡山へ。先日の地震で不通になっている郡山〜仙台で運転されている653系臨時快速を撮影し本日はほぼ終了。ラストは舞木駅のキハ110バルブ。一日一本しか入らない2番線発着の21:26発郡山行を撮っていたら、まさかの抑止。「郡山まで強風のため暫く停車する」と遠隔でのアナウンスがありバルブし放題。30分以上経っても発車しないので、撮影を切り上げた。ちなみに乗客は10名弱だった。本日は車中泊だ。後部座席から荷台をフラットにしてマットを敷き寝袋に入った。強い風と雨が車のボディーを叩き続けていた直ぐに眠りに落ちた。

下野宮〜矢祭山  第7久慈川橋りょう
13:39 9823レ 水郡線復旧記念感謝3号 DE10 1649+12系3両

3月27日 晴のち曇

 まだ雲は残っているが晴れそうだ。舞木駅でキハ110を撮って阿武隈川鉄橋へ。磐越東線の上下鈍行を撮影。東北本線へ移り653系臨時快速撮影。不通区間の新幹線高架と絡める。よく見ると、ここの区間の架線柱も何本か傾いている。昨日の国鉄色に加え、いなほ色もゲットし水郡線へ向かう。2号は昨日と同じ下野宮俯瞰にする。通過2時間前到着で3番手だった。上リ向きの方がベスポジが少なく、私で満員状態だ。時間があるので車で待機する。通過直前に追っかけ組が来たが、撮るところ無く後ろ打ちの者もいた。大子駅に着くと、ホームと駅横の駐車場は満員御礼だった。少し水戸寄りの詰所の柵が切れた所から一人で撮る。JRの方が来て「敷地には入らないでくださいね」と言ったので「大丈夫です、ほかの方が来たら私の方で言っておきます」と応じた。入換時の一瞬の並びを収める。

下野宮〜矢祭山  石原橋りょう
11:14 9822レ 水郡線復旧記念感謝2号 DE10 1651+12系3両

常陸大子駅
撮影者で隠れる、到着した水郡線復旧記念感謝2号DE10 1651とDE10 1685

 直ぐに4号のカマで組成するかと思ったら、並び状態にしてしばらく留め置くようなので、行ったことのない大子駅俯瞰ポイントを探しに車を飛ばした。事前にネットで調べたが情報がほとんど無かった。アタリをつけて駅裏側の林道から急斜面をよじ登る。尾根に出るが林で視界が開けず。木々の間から微かに見える駅構内らしきものをあてに、急斜面を駅側に転げ落ちるようにして行き、やっと発見した常陸大子駅俯瞰ポイント。予想外の撮影者0名だった。林道側ではなく、駅側から登るようだが痕跡なし。キハ130の到着や、機関車入換から水郡線復旧記念感謝4号発車まで撮影。下山も急斜面を転がりながら線路脇踏切手前に出た。久々にクタクタになった。息を整えてから林道の車を停めたところに戻り、汗と泥にまみれた服を着替えて帰路についた。

常陸大子駅俯瞰
DE10 1651とDE10 1685と12系

14:51 DE10 1685が入換開始

常陸大子駅俯瞰
15:24 9824レ 水郡線復旧記念感謝4号 DE10 1685+12系3両